2007-11-20

ここに暮らす理由。

高松の、好きな雑貨屋さんの日記にあった文。

ちょっとだけ架空の都市生活を夢見たり、
真似たりする中途半端さがちょうどいいと考えている。
実生活には受け入れなくてはならないリアリティがある。

東京で居る時は、憧れの世界に近づきたくて、生活とかどうでも良くて、
夢見たいな毎日を日暮流れるままに流れていたように思う。
ドラマみたいな世界がそのまま目の前にあったし、文化もあった。
情報の速さなんて実感がないくらい通り過ぎていくし、人も風景も同じ。
出会う人はみんな目を輝かせて自分の事を語り、これからのことを語りあう。
私も次々靴を履き替える。
ずっと理想を追いかけて仕事や恋愛やに明け暮れた。

香川に暮らし始めて、生活と仕事を思い直すようになった。
本当は、仕事に明け暮れていた東京時代から考えていた。
これでいいのか、私は、と。

「実生活には受け入れなくてはならないリアリティがある。」

逃れられない生活や環境がここにある。
でもそれが自分と紐着いていることは紛れもない事実。
そこで暮らすことの豊かさとか、鮮やかさとかは自分自身の在り方の問題。

2007-11-12

27歳になります。

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冬椿の原ちゃんとさとみさんと常連さんたちが冬椿に寄って、一日早い誕生日会をしてくれた。
老衰して見るも悲しい姿になってしまった冬椿の看板犬レオを案じている原ちゃんの姪っ子姉妹も来ていた。昨日も来ていたという。
一番左の写真は彼が用意してくれたりんごのタルトケーキ。
真ん中と右の写真はさとみさんと原ちゃんがくれたバラの花と私の似顔絵&飯山とマンションのイラストつきユニクロ長T。似てる。。母も喜んでいた。

久しぶりの日曜スペシャル。
黒ちゃんの鳥料理や原ちゃんとさとみさんの料理、高井ちゃんのチーズ、
西やんが買ってきてくれたシュクレシュクレのケーキが並ぶ。どれも、本当においしい。
どうしていつもこんなおいしいものが並ぶのだろう。
この時も、ここに来る前にきつねうどんと赤飯のおにぎりを食べて来たのに
全部手をつけて何度もおかわりしてしまう。帰りにはもう胸とおなかが同じ高さだ。

シュクレシュクレのケーキは毎回パクついてしまう。
小さなタルトを少しずつ削って口の中に入れては、そのサクッ、パリッ、しっとりとした食感と
一つ一つの材料の味を確かめて食べる。一口ごとに「あーーしあわせぇ」とこぼれてしまう。

お菓子の美味しさなんて、そんなにたくさん印象に残るものなどないと思う。
その中の数少ない類、私のご機嫌をとれるお菓子。
彼はこのケーキを私の為に注文しに行ってくれた時3個、取りに行った時2個、
小さなタルトたちの誘惑に負けて購入。即、全部ひとりで食べちゃったらしい。
私も全部制覇したいと思っている。淡い目標。。

2007-11-08

冬がぽつねんと立っている。

ぽつねんと、している。
ぽつねんと。。  秋らしい音だ。

そういえば、秋が深まっている。
空が澄んでいる。
今日は立冬らしい。

この秋は、どうも乗り遅れてしまったみたい。
暑い日差しはついこの間だったという気持ちが残ってる。
肌寒いまま外へ出てしまう。ジャケットはまだいらない、と意地を張る。
小学生だった頃はこの時期もう霜が降りていたように思う。
何故かあの時、霜の降りたこの景色が11月であることを「覚えていよう」と思ったのだ。

長時間の通勤電車で足はずんぐりし、首は固まっている。
京極夏彦の「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」なんて読んでいるから更に気持ちまで重い。
吐き気まで抑えていることもある。

電車を降りた歩道橋の上で、いつも空を見上げ、背伸びをし、深呼吸する。
澄んだ冷ややかな空気で浄化する。
誰かの足音はほとんどない。

真っ暗だ。

真っ白に凍えついているパオをなんとか動かして帰る。
ダルビッシュ犬はどこにいるのだろう。
自宅に戻り、車のライトを消すと現れる山の向こうの星たち、オリオン座にドキリする。
今から空へと向かわんとしているところだ。
プラネタリウムで見た指揮者を思い出す。
あそこら辺にはおうし座があるのだな。
夏の、降ってくるような星ではないけれど、たくさんの星星が揺らいでいる。
ぽつねんと、揺らいでいる。

お風呂と生姜湯であったまったら、眠気のゆだねるままに、
するりと冷えた布団に滑り込む。
そして、何も考える暇もなく、猫みたいに丸まって眠るのだ。

曽我部恵一BAND TOUR 2007-2008 in 高松DIME

ライブ三昧2日目は曽我部恵一BAND TOUR 2007-2008 in 高松DIME。

見よ、この男臭さ。真ん中の曽我部さんの「うどん顔(讃岐顔)」←自分で言ったのよ!
私も同じくうどん顔であることがちょっとうれしくなった。(この写真がまた・・・似てない?)

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曽我部恵一BAND

曽我部恵一 ボーカル、ギター
上野智文 ギター、ボーカル
大塚謙一郎 ベース、ボーカル
オータコージ ドラム、ボーカル

やばかった。楽しかった。叫んだ。歌った。とんだ。踊った。最高だった。今までのライブで一番ハッピーだったかもしれない。
頭は縦揺れ、汗のしぶきが飛び散り、叫び、暴れまわるこれぞロック。
爆音に聞き取りにくい歌詞はとってもピュアでセンチメンタル。直球青春恋愛歌。
振動が身体に入ってきて、初めはうるさいと思った音も足りないと思うほど欲する。
今までいくつかLIVEを見てきたけれど、アーティストからこんなパワー、もらったことない。
私も誰かに、愛いっぱい、エネルギー全開、どーーーーん!ってあげたくなる。
私は、その「誰か」がいることにすごく幸せ感じながら、「らぁらぁらぁー」って歌ってる。
きっと、大口開けてすっごい笑顔でキラキラした目で舞台を見上げていたんだろうな。
自分で見たくないくらいにぶっさいくな顔して・・・曽我部さんたちに負けないくらい。

オープニングアクトには香川の奇才アーティスト、島津田四郎君が登場。
ほっそりピタッと全身緑のジャージに消防帽。
自由にグルービーに、ドーっとバーっとイェーーーーーっ!!!
・・・と行って欲しかったけど、曽我部さんの前で緊張したか遠慮したのかな。
乗り切れていなかった感が残る。楽しかったけれど。
曽我部BANDの燃え尽きるライブを目の前に、どんなことを感じてるかな。
今回の四国巡りから帰ってきてからまた楽しみに思う。
たくさん曲が出来ただろうから、早く2ndアルバムが出ないかなぁ、、、ねぇ、曽我部さん。

一緒に行く予定だった彼は仕事のため行けなくなった。
好きかも聞かず麻衣子さんを誘い、私、初DIME。
廃れたシャッター街の地下にある、元は映画館だったらしい古い狭いライブハウス。
入場する前に、向かいにあった、麻衣子さんがずっと気になっていたという薄暗い蛍光灯の小さな小さなおにぎり屋さんで小腹を満たした。ガラスケースに並んでいたおにぎりのサンプルがとても色悪く形も変だったので心配だったが、注文したらホカホカ出来たて握ってくれた。
っと、おにぎりを両手でかぶりついているところへ、YさんとKさん登場。お恥ずかしい。。
Yさんの、今度結婚するという娘さんも発見。
親子でファンらしいそのお父さんの真っ黒で艶やかな表情は緩んでいた。
このライブの様子も、umieオーナーであるYさんが書いている「あるデザイナー日記」を読んでください。んんー、写真もロッケンロールだ。かっこいい。
でも、飛び跳ねる私の後ろでこのお方がどんな風にライブを楽しんでいたか、
見るに見れずに惜しいことをしたなぁ、と思っている。
まさか飛んだり腕を振り上げたりしてないだろうし・・・

汗いっぱい足は棒立ち。夜風に冷える汗に凍えながら、さっきまでの熱を懐かしむ。
終電前に麻衣子さんを駅まで送り、彼へのお礼を引き受けさわやかに別れ、暗い商店街を駅まで歩いた。
身体に余韻が残っていた。

この日まで曽我部恵一に触れてこなかった。
サニーディサービスの音楽は聴いていたし、CDを借りたりはした。でもそれだけ。
何故か分からない。CDを持たず、関連する情報も読まず。
私の中にある音楽だと知っていた。確信的に、揺るがずに、好きだと知っていた。
だのに、深く知ろうとしなかった。
深く身体に染み込むことを避けてた。
そのことを、この日深く後悔した。

私が上京する数年前からその音は聞こえてきた。
曽我部さんの音楽は、東京とか青春、恋、ロックとか、そんなコトバがピッタリだ。
だから、聞かなかったのかもしれない。純になるのが恥ずかしかったのかもしれない。
あんなにバカ正直に青春してたくせに。
知らない曽我部さんの音楽たちは、泣きたくなるくらいそんな頃を思い出させてくれた。

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リンク01 恋人たちのロック 02 トーキョー・ストーリー 03 ジュークボックス・ブルース 04 ハルコROCK 05 有名になりたい 06 3つの部屋 07 海の向こうで 08 まちぼうけ 09 スウィング時代 10 夢見るように眠りたい 11 恋におちたら 12 浜辺 13 キラキラ! 14 吉祥寺 15 シルバー・スター 16 FIRE ENGINE 17 TELEPHONE LOVE 18 魔法のバスに乗って 19 青春狂走曲 20 瞬間と永遠 21 胸いっぱい 22 STARS ~アンコール~ 23 LOVE-SICK 24 mellow mind

11.8 (thu) 高松 香川DIME
<曽我部恵一BAND TOUR 2007-2008>
http://www.sokabekeiichi.com/

出演 曽我部恵一BAND
時間 18:30open 19:00start
料金 前売り¥2,500/当日¥3,000

2007-11-06

今年も「渋さ@さぬき」

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今夜は少し特別な気分。

SPEAK LOWでの「渋さ@さぬき」ライブ。

再上京をアキラめた時は、香川で渋さ知らズの生音は聞けないだろうと思ってた。
だから「渋さ知らズ@さぬき」を知った時はうれしかった。
その年2005年、SPEAK LOWでのライブにひとりで行った。
映画があった直後だったからだろうか、観客に学生らしき若者が多かったので驚いた。
中休憩、アーティストが退場する時に小森さんに思い切って声をかけたら
「あれー!?どうして高松にいるの?」と覚えててくれた。
女の人こその音、女の人とは思えない小森さんの音に惹き込まれる。
4人の「音あそび」はとても無邪気に戯れて優雅で、全身から音を吐き出して。
小森さんと不破さんに挨拶&握手してドキドキして帰った。

翌年2006年も、付き合い始めて間もない彼の誕生日に重なってしまったが、
プレゼントだと言って強引に誘い、一緒に行った。
渋さなんてアングラマニアックではないか?拒絶されるのではないか?という不安をよそに、彼は渋さを知っていたし、楽しんでくれたと、思う。
渋さを聞くと、腹の底にいる私の生臭いところが踊りだすので不安だった、というのもある。
でも、その部分も大分何層もの皮に被せられたようだった。
ライブは踊子の登場もあって高松とは思えない非日常なライブに満足した。
某香川情報誌にふたりで撮られてちょっと照れたな。
ちょっとした撮影機材でしっかり撮られたのに写りが最悪だったし。

そして今年3度目の渋さ@さぬきは再びSPEAK LOWで。
今回はテナーサックスの片山さんのCD発売記念だから小森さんは不在。
少し残念だったが、片山さんだから楽しみだった。

4年位前、私の現代ジャズの師、ジャズ喫茶「コルトレーンタイム」の親父さんに連れられて片山さんのソロライブに新宿ゴールデン街の店に連れて行ってもらった。
金切り声みたいな初めて聞くSax。
血管が破裂しそうな赤い面。
音が出ている体感もない、息遣いしか把握できない。
音楽なのかわからない。
善さなんてわからない。
でも、この物凄い世界が今もここに在るということ、この人たちはこれが快感なんだ。
なんて分かった風に思いながら、共鳴する音の振動をカラダで受けていた。
隣の人の鼓動まで伝わってきそうな密室の中で。
小森さんも来て、仲間&観客にソロ演れよと言われても断っていた。まだ出来ない、と。
そう簡単には、立てないのだ。その位の事でもあり、それ程の事でもない。

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片山さんは意外にフランクな人だった。観客もオトナだった。こんな一面もあるんだな。
15分以上の演奏に「もう終わりかな、、、まだかっ」と思う、譜面があってないような視線の絡み合い、アドリブ。聞く側も演奏する側と対等でなければ聞いていられないかもしれない。同じ舞台で踊るのだ。すごい。圧倒される音の嵐。

DVDで不破さんが言っていた。
俺たちには薬や葉っぱは必要ねぇ。楽器吹いて踊ろうぜ。
こんなに楽しい事があるじゃねぇか。練習しろ。もっと練習して楽しいことやろうぜ。

子犬が無邪気に戯れて遊ぶように見えるけど、この人たちはプロなのだ。
自分の演奏に責任を持っている。自身を持っている。プロフェッショナル。

こんなにかっこいいおじさんたちがいるじゃないか。
ちょっと忘れてたかもしれない。

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◆「片山広明カルテット a.k.a. 渋さ知らズ」CD「DUST OFF」発売記念LIVE
片山広明(T.SAX) 不破大輔(BASS) 立花秀輝(A.SAX) 磯部潤(DRUMS)
◆2007.11.6(TUE) 19:00 OPEN / 19:30 START
at.SPEAK LOW(香川県高松市塩上町3丁目20-11Field of Soul-1F)

2007-11-05

なくしもの

思いは行き過ぎる。
通り過ぎて、追いかけて、取り戻しては懐かしむ。
記憶も、感覚の意識も、そうだ。
記録する。
だけど記録しても時は過ぎている。
取り戻せないものである。
それを惜しむのは、とても無責任なのだと思った。勝手だ。
でもそれをしない術を知らない私は、それでも遠慮がちに惜しみ、残念がるしかなかった。
只の、只、だった。

とてもいとおしいお店が人知れず閉めたと聞いた。
商店街の飲み屋街の真ん中に、場違いなまでに小さく、奥まったところに在る、
だけど空気の深いお店だった。
閉めたことなど、ましてや「在った」ことまで知る人は少ないのかもしれない。
でも、その音の響きと珈琲の香り、店主の人柄を知る人には、大事な場所だった。
「あそこをなくしたのは、私たちの責任です。」
厳しく言った人がいた。そうだな、と思った。

店主の息が隅々まで行き届いた、ポッとあかりの灯った店内。
床の板、机、椅子、棚、石、本、花、器、音。

はじめはその表情すら伺うことを避けるような、無愛想な店主。
次からは少し、少し、遠くでいる。
店が小さいから「すぐそこ」だけど、居るようで居ない。互いを察しない、間。

出されるパンや珈琲やケーキ、チャイの、味わったことのないおいしいこと。
この不器用な人の手から差し出されるものが、
こんな味がするのかと思うと嬉しくてたまらなかった。

そんな近くて遠い、ひとりの客と店主という緊張が少し解けたのは
彼と訪れ、彼と店主が少し話をしたことからか。
その時間は、空気の流れは、私には捉えることが出来ないものだったか。
なんせ、ひとり緊張して空回りしていたように思う。嬉しかったのだけれど。

それからはライブイベントで会ったり、帰りの電車で会ったり。
フラフラっと現われ、のっそり立って話している。
聞き取れないことがよくあるけど、そんな人が恥ずかしそうに目を線にして笑うと、
こっちまで嬉しくてわけも分からず笑ってしまう。

「何も話さない間で、どこかで互いに認め合っていた気がする」
彼は初めに話した時そう感じたらしい。
その感じたことは、本当だと思う。それに、それがあるから、またどこかで会えると思う。
あの場所がなくなったことは本当に残念だけど、また会えるという気が疑いもなくしている。
彼はまた近くでのっそり、いるだろう。

2007-11-01

じいちゃん伝説:名人編

じいちゃんは釣り名人。チヌ(黒鯛)やメバル、タコも釣る。
ばあちゃんがこしらえる大きなおむすびを持って、朝4時から夜中まで帰ってこない。
一度熱射病になって車の中で倒れているところを発見され危なかったことがあった。
周りの心配をよそに、それでも行く。
私や兄が帰省したときにも必ず魚を食べさそうと釣りに行く。
そして「おいしぃやろがー」と食べさせてくれるのだ。
釣りの技術も、うまい人を見て独学で習得するらしい。
パチンコもしかりで、ほとんど負け知らずで、
小さい頃はチョコなんかをいっぱいくれていた。
ばあちゃんの入院中も、やはりずっとは付き添ってられず、
日中ほとんどパチンコで稼いでいたらしい。(ばあちゃんが明かした。)

じいちゃんは戦争を体験しているし(直接話は聞いていないが戦地にも行き、兄弟を亡くし、じいちゃんは幸い生きて帰ってきたらしい)
かなりの讃岐男児としての誇りもある、がいな人(強い人、強情な人)だ。
だからひと昔前は、ばあちゃんにもきつかったし、乱暴だった。
家族にも厳しかったようで、その歪みはなかなか修復できないところもある。
それでも、今84歳のじいちゃんは、
家族の絆を大事にしようとできる限りのことをして、
思いやってくれている。

そんなじいちゃんが先週、2ヶ月の入院から帰ってきた。
元気に明るい顔になって帰ってきた。83歳には見えない。
白髪がフッサフサ。父ちゃんのほうがやばいんでないか?

いつものようにじいちゃんばあちゃんの寝床横を通って
こっそり期待して見たが、ばあちゃんが狭くて寝苦しそうに
大の字になってベットからはみ出ていた。
ばあちゃんの方が実はたくましい様だ。
でもじいちゃんは相変わらず、ばあちゃんにやさしい。

この前は、「庄内半島で知らんところはないぞ!」と言っていた。
心配ではあるけれど、「定年退職」という本を読んじゃってる父を連れ出して釣りを教えてあげて欲しいものだ。

2007-10-28

玄米甘酒を つくる。

米こうじは観音寺の「津久茂こうじ」を使用。初めてちゃんと見た、麹。
さすがばあちゃん。母も知らなかった麹を持っていた。
お米にふわふわ白い麹がついている。雪みたい。

***********

今回作った分量:玄米2合、米こうじ2合(玄米と米こうじを同量)

  1. 炊飯器で「もったり」と玄米おかゆを炊く。
    ※出来上がりでは、玄米の粒が結構残った(玄米殻かな。) ので、かなりやわらかめに炊くといいとかも。拝み洗いなんぞして。
  2. 炊き上がったら50度~60度まで冷ます。指を入れて5秒我慢できるくらい。
  3. そこに、手でポロポロに崩した米こうじをバサッと入れる。
  4. しゃもじで、まぜまぜまぜまぜ。
    米こうじの袋の裏に、「混ぜれば混ぜるほどおいしい。200回くらい。」とかいてあったので200回混ぜる。
    「もったり」したおかゆがサラサラになっていった。
  5. 炊飯器を保温にしたまま、蓋を開けて、濡れふきんをかけて蓋がわりとする。
  6. そのまま放置、7~8時間でできあがり。
  7. 殺菌した瓶などに入れて冷蔵庫で保管する。

出来立てを昨日一日持ち歩いたら、やっぱり冷やさなかったから?すっぱくなった。
すっぱくなったやつは、砂糖を入れて沸かしたら飲めます、とのこと。
お米で作ってもそんなに作り方は違わないと思う。
赤米とか黒米とかでも出来るのかな。ちょっと興味あり。
もち米で作るのがおいしいらしい。いろいろやってみるべし。

写真を撮るの忘れたな。。

母が味見した途端、すごい笑顔になって言った。
「すごーい、すごいな。母ちゃんも作った事ないのにひとりでできたな。
あんたが家におったらこんなことしてくれるのになぁ。」

・・・・・家におらんでもしてあげるがな。

2007-10-26

-自分らしく笑っていけ-

いつでも歌えるように

その風に耳をすまそう

いつでも踊れるように

そのぬくもりを肌にあてよう

-自分らしく笑っていけ-

飛びたつ鳥の はばたきのように

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ものや自然を大事にしながら
小さな花を咲かせる暮らし

かわしまよう子さん
しんぷるらいふ
anonima st.

2007-10-12

仕事のものさし

071007_13200001_256 父に問われた。
その勉強は趣味のためか、それとも将来の仕事の為か。
もちろん、後者である。
趣味の延長にある仕事ではなく
日々の暮らしの延長にある仕事

日々の暮らしを身丈に似合ったものとして
背伸びもせず下げもせず質素に暮らす

時間の流れを、人の流れを追うのではない
時間の流れを、人の流れを、たどり、寄り添うだけでいい

私の元素の質の問題である

写真:丸亀 旧電報電話局

2007-10-08

あんたが悪い



指さす下の三本は

自分に向いている

あんたが悪い

2007-10-05

九時十三分

九時十三分
彼岸花の赤。
鶏頭の紅。
萩の赤紫。
コスモスの白や桃。
覚えて忘れた黄色いの。
尾花。
秋らしい植物がたんぼのあぜ道やら荒れた畑を色づけている。
この季節の植物は、いつの間にやら辺り一面陣取りしているみたいに群れている。
色あせた草や黄金色の稲穂には随分と目立ち鮮やかだが、湿度を失いつつある風景には咲く姿はいまいち納得いかない気持ちになる。

今朝も梨をかじる。
ジャリッ…。
もう終わりかな。

昨日は母がうれしそうにアケビを買ってきた。
うす紫で小さい瓜のように整った。
絵になるなぁ、と意外な感性を発揮する母。秋だからか?

まだパックリしてないのは初めて見た。
木の上に生っているのしか記憶にない。
めずらしついでに食べたことがあるくらい。
皮を剥くんやっけ?
と聞く母に得意げに叱ってしまう。
さすがに中の種を覆っているトロリと実は綺麗で大きかった。
たくさんを口に入れるとどうしようもなく種ばかりになって、舌で甘みを探るのが難しい。
んん〜…と難しい顔になる。

食べた後の皿の中もなんだか釈然としない。
この種は植えたら生るのだろうか。

夜、びくっとする事が多くなった。
見れば、月だ。
探してもないのに月の光を感じてしまう。
今まで、東京に居たときも地元にいても、はっと気づいて見上げれば満月だった。
どんぴしゃの時もあり、ほぼ満月の時もあり。
ひとつの特技だった。
なのに今回はハズれた。月は半分だった。

輝くのではなく、神々しく密度のある光。
ずっと見ていたら侵されそうな光。
周りの星たちは、ごく控えめに、星座にもならず散らばっていた。

2007-09-28

颯爽と。

発つ。
会社の送別会の帰り。
終電までの時間をつぶしに、銀座サロンに入る。
それなり、に女の子や仕事帰りの人の話がにぎわっている。
こういうの、久しぶりだな。
ひとりで珈琲を飲むことがなくなった。
ひとりで入ると、少し得意になる。
店を出る時に、ちょっとした風向きが変わった気になる。

送別会はよかった。
ふたりとも結婚に向かって明るく、後ろ髪ひかれることなく去る。
また私の前を過ぎていく。携帯にメモリが残る。
わたしはもう、ここに居ることはない。

私も次に行くんだな。
颯爽と、行こう。

2007-09-22

まこ


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「心を開いてくれたことが本当にうれしい。」

「まこという名の不思議顔の猫」
前田 敬子 (著), 岡 優太郎 (著)

せつなかわいい、って言葉はキライだけど
せつなーかわいいーばかり言ってしまう。
まさしく、「せつなかわいい」とはこの猫のこと。
だけど時に退くような人面猫(ETミックス)に変化する。
「フォースの力を信じるのじゃ」

しかしこの飼い主さんも只者ではないオサレさんである。

ネコ好きにはたまらない。。

松山へ。CAFÉ CABARET

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今日は、イラストレーター佐々木美穂さんの個展を見に松山の「サンキエーム」へ。
道中、高知へ行くよりもトンネルのストレスは少なく、瀬戸内海を眺めつつドライブ気分。
葛の蔦が木々を「のさばって」いる。

しかし、片道約2時間は遠い。おなかも空いた。
市内に着いたらすぐランチだ!

今日の目的地のひとつ、CAFÉ CABARET(カフェ カバレ)へ直行。
もうひとつの目的のお店、granola(グラノラ)のオーナーさんのブログ「コハル」で知った。

カバレとは、フランス語で、「キャバレー」のこと。娯楽要素のある飲食店という意味だそう。
元々は東京のNid cafe(ニドカフェ)のスタッフとして働いていたという、
オーナーの曽我部さんが地元に戻って開いたという。

Nid cafeといえば、恵比寿の「neuf cafe(ヌフカフェ)」、代官山の「eaucafe(オウカフェ)」
三宿の「toris cafe(トワカフェ)」と、お気に入りのユルユル系cafeのうちのひとつ。
eaucafeは初めだけだったが、靴を脱いで入れる、というcafeだった。
学生のとき、線路脇のビルの最上階にneuf cafeをたまたま見つけ、
ひとりワクワクしておんぼろのピンクのエレベーターに乗り、
透明のビニールのれんをめくって入ったのを覚えている。
その日一番客であった私の質問、
「クスクスってなんですか?」に、開店準備に追われるお姉さんは笑顔で答えてくれた。
一気にcafeという空間とかっこいい振る舞いのスタッフさんの姿に恋してしまったのだ。
その後時々のぞいたけれど、ほぼ満席で足が遠のいてしまった。
スタッフ募集のチラシにすぐさま声をかけたけど、
未経験で「やってみたい!」だけの私は断られてしまった。
CAFEブーム到来。ここはカフェ経営の夢を持つ若者の街、代官山・恵比寿。
そりゃ無理だった。
最近知ったけど、このお店のプロデューサーの武田さん、桑さんはCAFEブームの火付け役。
影響力は今考えればすごいものだったろう。

古いビルの、ひんやりしたグレーの階段を3階へ。
中階段にあるポスターや瓶が導いてくれる。
扉を開けると、昼時なのに案外ガランとしている。
一瞬不安に思ったが、キッチンの男性とフロアの女性の軽やかな声ですぐに安心した。
照らし出す無駄な明かりは必要ない。日の光だけでいい。
ああ、そうだったな、恵比寿のあのビル。窓の下の明るさを思い出す。
家具も小物も本も、オーナーの好きなもの。満ちている。
空気だけでなく、気分も開放してくれる。
料理を待つ間、店内や窓の外を見る。
BGMにキッチンの人の鼻歌が混じって、思わず頬が緩む。

ここの店主は、お客さんが自分の店でこのランチを食べるシーン・・・
時間や空気感みたいなのを想像しながら作ってる。
彼が納得するように言った。
本当に、そう思った。
店主自身カフェが好きで楽しんでいるのが、この席に座っているだけで感じられて嬉しくなる。

いいにおいが漂ってくる。。私の五臓六腑が待ち構えている。
彼は鶏肉を煮込んだものをバターライスに添えて。
私は豚バラをビールで煮込んだものとパンを。
トロトロ~。ホロホロ~。ほっぺが落ちるとはこのこと。
ふたりして、「うん。・・・うん、おいしっ。」とモクモク食べる、食べる、食べる。
パンをスープにつけて皿をさらい上げる。大満足。
こんな料理がここで食べれて、ただ嬉しい。幸せ。
そうそう、これよねと、コーヒーの香りを体中に沁み込ませて。

そのニンマリした顔がばれたのか。してやったり、なのか。
キッチンの人もフロアのお姉さんも満面の笑みで送ってくれた。
あの人が曽我部さんかしら?

曽我部さんは言っている。
~enjoy your cafe ~もっとカフェを楽しみなさい。~


2007-09-20

通勤電車の中で。

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まだ気温は33度ある。電車の扇風機も止めたり、回したり。
今日も人の少ない電車で高松に向かう。
競艇に向かう声の大きいおっちゃんから遠くに座る。
ガタガタうるさいが、この古い電車が気に入っている。
ベロア調のグリーンのシートがいい。
昔の人は、これに乗って少し鼻歌を歌ったのだろう。

最近は女性の車掌さんが多い。
若々しく活舌のいいアナウンスが、この古ぼけた電車に似合わず響く。
うつむき加減の乗客に、ひとりひとり笑顔で丁寧に声をかける。
動き、歩きはまだぎこちない。電車の揺れにヨタヨタしている。
運転室のドアがなかなか閉まらずあいてしまう。なんとか踏ん張って閉めようとするが、
ばたーーーん!
と、寝る人も飛び起きる音をたてて戸が開いてしまう。
なんども挑戦するがうまくいかない。
運転手さんと苦笑いしている。
この子の一生懸命さは、頑固な運転手さんも朗らかにしてるだろう。

乗客は無関心な振り。目の前の鼻の高いダンディーなおじさんは心配顔で見守っていた。
こっそり笑い顔を隠して外の景色を眺めた。

今日は少し頭がズキズキする。熱でもあるのかな。気のせいか。

2007-09-17

地元で迷い子。

雨が降ったり止んだり、困ったもんだの連休最終日。

まんさく」という、山深いダムを越えた所にある、山小屋のようなお店に1年ぶりに行ってみる。
地元の郵便局長を早くに退職され、絵葉書教室の先生もしている多才なご主人と奥さんが建てたお店。
お店の窓から見える山と秋の空と、クーラーで冷えた店内ににホッとする。
マンサクは冬に咲く黄色い花。「満作」と書き、「まず咲く」とのことらしい。

おなかの空いた私たち、ロールサンドにかぶりつく。
(土日はお米のおいしい素朴なランチ定食があります。)

萩祭りに行けども、まだ花は三分咲き。骨董市も雨で見る気にもなれず。
去年はピアスを買ってもらったが既に故障、完。
浴衣姿の女の子からお団子買って甘味処でまったり。
「地味すぎる、ユルすぎる、じーさんばーさんか」とか言いながら。

070917_14410002 デコに日の丸の鯉(ヒーちゃんと命名)と人面鯉と、この池の主らしきでかい鯉に熱狂。
26歳で鯉に熱中してるなんて、そうおらんで。と突っ込まれる。
だって、きれいだし大きいし、水面のエサにあんぐあんぐしている口なんて可愛いではないか。

どーしようも行き場のない二人はハラヒレホラハレ状態。
昨日も本屋でねばったり、カゴも持たずスーパーをウロウロしたり。
あてもなく車で三観地区をグルグルして、ぐったり疲れたのだった。

はじめて行った、「太鼓亭」っていう居酒屋さんは、魚も新鮮威勢もよし。地元の人に愛されてる活気があってよかった○

さてこれからどうしようかと悩んだあげく、、
夕方からは原ちゃんさとみさんに助けてもらった。
すみません・・・・本当に。。
店の1階の仏壇の前で、ふたりが買出しに行っている間だけ昼寝をさせてもらう。

なんて様・・・とも思ったけれど、とてもこれが、懐かしかった。
窓辺の、雨雲の光の下で、座布団だけで横になる。
「このひと」を昼寝の共にして。
昔はぬいぐるみを抱いてでないと寝れなかった私は、
口も手足もボロっとした堅いシロクマさん、「このひと」がかわいかった。
上に乗せて、暑苦しくてもよかった。
外を、なんともなしに見る。静か、、だな。
あるのは一人の人の気配だけ。
じんわりふんわり。
孫悟空でご飯を食べて、原ちゃんちでまたゴロゴロ。
彼を含め、気の許せる人とこうして過ごせる場所があるのが、とてもありがたい。

ありがとう、原ちゃん、さっちゃん。

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明日。

確かこんなことば。 確かこんなことば。

仕事も
家事も
子育ても
自分しかいないのだと思うと
笑顔になれる

根本きこさん

フィッシュマンズはもうしばらく聞かないことにした。

トタンをたたく気まぐれな雨音と鈴虫。

2007-09-15

おもひで、ボロボロ。

「となりのトトロ」と「魔女の宅急便」を見た。何年ぶりだろか。
中古のビデオを一部買い集めたのは上京していた時だった。
自分のために。それから、いつか自分の子どものために。
子どもの年を追って見せるのだと、友達と話をしたものだ。
所々音や画面が歪んでいる。古さの証か、何度も見てテープが擦れた証か。

オープニングからもう、嬉しい。
最後まで膝を抱えたまま、しくしくボロボロ、ゆらゆらにこにこ、止まらない。
テレビの中のでっかい世界に見入っていた子どもの頃の記憶。
こういう音楽や絵を作れる人になりたいと思わせてくれた映画たち。

場面場面のサツキやメイ、キキが私の記憶と重なる。
田舎にいた時はサツキみたいなお姉ちゃんになりたかったし、メイみたいにどくれた。
上京する時はキキみたいに街に憧れて、自分の夢とか将来とか考えて、生活する事がへたくそだった。
背筋を伸ばして大股早歩き、一日一善を心がけた。
私がわたしである事が何なのか分からないけど、とにかく。
人との出会いが楽しかったし、自信にもなった。
そして、どこでも生きて行けるようになりたかった。

それでもダメダメな時、この映画を見た。
痛み止めみたいなものだった。

なのに、26歳にもなったけど初めて見た時のまんまだし、
8年前繰り返し見ていたときと同じ、全然成長してやしない。
今はメイじゃないか?

ナウシカもラピュタも、おもひで・・・も、紅の豚も、
もののけも、千と千尋も、もう一回見て
またしばらく封印しよう。
(他のはないし、蛍はいい。。)

夜は公開初日の「ミス・ポター」に誘ってくれて見に行った。
特に感想も記憶もないけど、行けて嬉しかった。

映画3本立ては初めての体験。そんな幸せなインドア休日。。

2007-09-14

空の向こう。

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青いお空は厚い雲の向こう。
草花もいつのまにか色あせてきて。
ノウゼンカズラの艶やかさが取り残されている。ケイトウの花も花だけ色濃く。
蓮の花もあんなに咲き競っていたのにハスロだけが空を仰いでる。

この夏の一番の思い出を作ってくれた人からの手紙。
この夏はありがとうとのメッセージ。
写真は白い石造りの街の美しい南欧?の浜でポンコツ車にグラサンかけて、
ほっそりしたミヤコさんが風に吹かれている。モデル時代に撮ったもの、だって。
同時にバカな時代でもありました、と。
自分の感性を生業としていて、粋でたくましくてセクシーで面白すぎる、大先輩。
これに負けない返事を書こう。
…難問だ。

2007-09-12

往きは左、帰りは右。

往きは左、帰りは右。
長袖に腕を通すのが気持ちよくてうれしくなる季節。
これからが一番好きな季節。

この通勤もいつか懐かしく思い出すだろうと、今日も片道一時間の電車に乗る。

今の生活になった頃、高松に向かう電車から
見えるものすべて見ようとした。
家や庭や花、飼い犬、のら猫、白鷺、カラス、田圃や木、祠、海、浜。庭弄(いじ)りをするおばちゃん、腰を曲げてあぜ道を整備するおじさん。

初めての新鮮な空気と同時に、この風景を懐かしんでいる自分がいた。
いつかここではない所で、デジャブのようにこの風景を思い出すことがきっとあるのだろう。
そんな自分を知っている。

高瀬川近くの白いお馬さん。今日はいなかったな。
詫間の駅近く、簾がかけられた平屋の家。木のベンチに鉢植えの花。
いつも丁寧にそうじされ、雑種の犬がのんびり日向ぼっこ。
今日も散歩中で不在。
詫間から海岸寺間の海沿いの景色はかかさない。
空と同じ色をしていたり、荒立っていたり、凪だったり。
このために往きは左、帰りは右に席をとる。

多度津から宇多津の海岸沿いに立ち並ぶ
造船所やコンビナートのクレーンや煙突。
丸亀あたりの古くて崩れかけの工場や長屋。

いつも熱心に読み書きしている、立派なおひげと分厚いマスクのおじいちゃん。
クタクタの鞄とスーツだけど品がある姿。
しっかり者で凛とした女の子。

今日はまた天気がいい。ほんとは雨の音をじっと聞いていたいのだけれど。

でもせっかくだから
瀬戸内海のまぶしいほどのキラキラを見に行こう。

2007-09-11

幸せの黄色いちょうちょ

うっすら雨の音が聞こえて目を開けてみた。
朝のようだが閉じられたカーテンと薄明るい部屋しか見えない。
腕時計をしたまま寝てしまったらしい。
6時すぎ、まだ寝れる。

母と子供の私が昔の玄関の前に白い小さな犬を抱えて座っている。
はて子犬か老犬かは分からない。
しかし毛は抜け落ち右目が白内障になりかけている。
そうなったら死が近いと思い(きっと勘違い)、母に必死に訴えているが余り気にされない。
焦りもない、穏やかな表情に苛立っている。
家に来てまだ一年経っていないと母が言うから、
じゃあ病院行こう、きっと助かるからと私はずっと訴えている。

起きると雨の音はしないが、外も見なかった。夢の余韻が残っていた。
母が黄色いちょうちょが飛んどったよ、とうれしそうに言う。
「幸せの黄色いちょうちょが飛んどるよー。」
毎日見ている私は反応が薄かった。
しかし、ちょうちょは春の生き物だと思っていたが、違ったか。
昔は、かわいいかわいいと捕まえては羽のりんぷんが指についてしまい、弱らせてしまっていたなぁ。
雨は上がり、すっかり晴れてしまったようだ。

2007-09-09

イッセー尾形のとまらない生活 2007 in香川

人間万歳。人生万歳。
人とはこんなに愛くるしいものか。

会場はサンポートの小ホール。看板少な!謙虚だなぁ。
会場時間を過ぎて14時半になってもお客さんはポチポチ。
と思っていたらあっという間に満席。
みなさんオトナなお客様。

イッセー尾形さんの事は、好き好きと言っても詳しくはない。
学生時代に、4畳半の友人宅にみんなで集まっていた時、
イッセーさんの一人芝居のビデオを始めて見た。
それからは自分で借りて見た。

2年前には高松で「トニー滝谷」を見た。
とてもきれいで水のような映画だった。

それ以来のイッセーさんの演技。しかも生。
何人の人の生活を垣間見たか。あっという間、だった。
約2時間、休憩もせずにずっと300人の視線を放さない。
最後まで釘付けだった。

いっぱい笑った。身体で笑った。
目があった(と思って)うんうん、うなずいた。
しんみりした。

しわの先までコントロールしているような演技。
着替えタイムの素になったイッセーさんの目に、心臓がギュッとなった。
服を脱いだ時の若々しい背中におどろいた。
カツラに下敷きになった髪もツンツンだ。

自分の演技を、尋常じゃなくストイックに、何度となく、練習しているんだろうな。

イッセーさんが最後に面白いことを言った。
「高松は、最初に舞台に上がって見た時のお客さんの印象と
最後の印象の差が、全国一です。」
会場大爆笑。
「褒めてるんですよ!(笑)」

心から拍手を贈った。
イッセーさんが去った後の会場には、満足感と幸せそうな空気が満ちていた。
あ~楽しかった!あ~おもしろかった!
来年も来るそうな。万歳!

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2007-09-07

空色

空色。
空色を私の色だと言ってくれたことがある。
今日は全身を空色にした。笑っちゃうくらい、青い。

昨夜、久しぶりに、人にあれこれ言ってやりたくなって、
胸の中がくわぁ〜っと熱くなって、寝ててても熱いままだった。

空色の服で外に出たら、空はほんわりした青。
海はいろいろ混ぜた深い青緑。
駅も青いしタイヤも青かった。
いつも見てたけど「青いなぁ~」と改めて言ってしまう。

家にまで小学校の体育祭の練習の声と音楽が響いてくる。
見慣れた景色に秋があった。

この前初めて正しい皮の剥き方を知った無花果。
蓮のしっぽみたいなススキ。
こんなに飛ぶのかと驚いたバッタ。
刈られるのを待っている頭の重そうな稲穂。
紅色桃色白色鮮やかな夾竹桃。
鬼無駅には忘れられて実が処狭しとなっている柘榴。
あちこちの家の塀からこぼれているノウゼンカヅラ。
熟す前に落ちた柿。

気が荒れているときこそ、いろんなモノの変化に気付きたい。
今日もやさしく丁寧に。

じいちゃん伝説:夫婦愛編

ばあちゃんが半年くらい入院していた。
2,3ヶ月で退院できるはずだったが、手術した後の治りが悪く長引いてしまった。
じいちゃんはかなり最後の方まで泊り込み、看病をした。
じいちゃん自身、ばあちゃんのいない家に居辛かったのかもしれないし、
寂しかったのかもしれないとも思う。
日中に洗濯物を持って帰ってきては母に頼むこともせず(自分でしないと気がすまないらしい)
洗濯をし、ばあちゃんの気が弱って泣いているときも励ましたり、
熱が出たら泊まりこみで看病したり。
病院にダメだと言われていても、勝手に精のつくものをと魚を買ってきては食べさせていた。
ばあちゃんが「もう食べれんわぁ」と箸を置くと、「食べんのやったら帰るぞ!」と怒る。
そしたらばあちゃんは涙を流しながら食べよるんやぁ、とじいちゃんは大笑いしていた。
かわいそうで可愛いばあちゃんに、こっちが泣きそうになる。
じいちゃんなりの愛情だけど。

やっとのことで退院した日の夜、いつもどおり私は居間から自分の部屋に行く。
うちの家の作りは継ぎ足し継ぎ足しで変なことになっていて、
じいちゃんばあちゃんの寝室を横切らなければ部屋に行けない。
親切にも蛍光灯の小さい電気をつけてくれていて、通る際に消していくのだ。
それで、ふとじいちゃんばあちゃんのベットを見やると、
じいちゃんの手がばあちゃんの肩を抱いて寝ていた。
もう一度見直したが、やはりそういう構図になっていた。

ばあちゃんは足が悪く、リハビリもしているので外へ出れない。
継ぎ足しだらけの家の中を歩くのもひと苦労。
じいちゃんは「つまずくなよ」「気ぃつけや」と声をかけたり、
ごはんをついで、お盆にのせて持って行ってあげたりしている。
スッポンポンでマッサージしてあげたり、退院したての時はお風呂に入れてあげたり。

今度は、そんなやさしいじいちゃんが入院している。ずっと足が悪かった。
でも、あと2ヵ月すれば、痛みもなくなり元気に帰ってくる。
今日は手術が終わって二日目。もう普通のごはんに戻り、退屈そうにテレビを見ていた。
私が現れると達者な口を利く。
看病する母のほうが心配だがすぐいつもの毎日に戻るだろう。

ばあちゃんも、喧嘩相手がいなくてちょっと寂しそう。
だけど、泣きそうな声で人を呼ぶ術まで覚えている。
あの抱き合う2人を見れるのが待ち遠しい。

2007-09-05

高知へ。つづき(2)

ボンコアンからすぐ近く、若いアーティストの拠点にもなっているギャラリー、graffitiへ。
川沿いに立ち並ぶ「藁工倉庫」という古い倉庫をリノベーションしている、重厚な建物。
活躍しているアーティストから若いアーティストまで、様々なジャンルの作品や本、CDや商品が並んでいて刺激的だ。

この日は、大西弘美さんの写真展「プルニキエ現象」が行われていた。
「プルキニエ現象」とは、夏の夕方などにおこる、青いろが鮮やかに、赤いろがくすんで見える現象のこと。
それをテーマに撮った風景やスナップ写真があった。
女の子の視点を思わせる、淡い世界だった。
いつだったか、東京のフリーペーパーでその現象を特集していて、
街全体が青くみえる現象をいつか見たいと思っていた。
実際に1回だけ、日が落ちた直後数分の「プルニキエ現象」に遭遇できたことがあった。

コンクリートも、街頭も、山々も、すべてが真っ青に塗られてその濃淡だけで描かれた世界みたいだった。青い世界がいつまでも続けばいいのにと思った。

ギャラリー内のcafeにはこっそり「はなればなれ珈琲」が販売されていた。
今年、牧野植物園で行われたアースディイベントにいて、彼がとても気に入ったお兄さんの珈琲だ。ちょっと、似ているのだった。
そんなに遠くない、そのうち。あの珈琲に会えるかな。

それから、高知城ちかくの「かぜり」という和風のcafeへ。お堀のさくら並木が青々と見えて、ゆったり広い店内。と、彼がウトウト。。

復活したところで次回高知訪問のターゲットをチェックして回り、セブンデイズホテル周辺を探索、 ギャラリー M2へ。移転してはりまや橋町に来たばかり。見慣れた前川秀樹さん作の看板が目に入る。
残念、今日はお休み。
外から「オサレだねー・・・」とふたり並んでガラスに張り付きアングリ眺め見る。明らかに怪しい。
でも、同じような格好をしている子がガラス張りの向こうにもう一人。仲間は居るものだ。
前のM2は、雑居ビルにほっそりはまった店内。周りの飲み屋街の喧騒とは別世界。
優しい白で無造作に塗られ、手の温度があるようで好きだった。
新しいM2は2面ガラス張りで広々。商品もゆったり並べられている。
次回の高知訪問の楽しみだ。

続いてgiggy2へ。
ここは、以前尚子さんが出してくれたお茶がすごく香ばしくておいしい蕎麦茶で、
「どこで買ったの!?」と教えてもらったのがきっかけだった。
蕎麦茶もあるけれど、行ってみたら作家さんの器や布、ガラス、木の道具など置いている、とてもこだわりのあるハイセンスなお店だった。
さわって眺めて、ため息をつく怪しい2人。
こういうものを日常的に使える生活は出来ていないので断念。
いつも見るだけでごめんなさい。。

高知へ。つづき(1)

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おばあちゃんが乳母車を押して散歩している。
平日の静かな市内。
休日しか来た事のない私たちに、いつもとは少し違う高知の表情を見せる。

とおりのこちら側の商店街は逆に人の温度がする。
日曜日はいつもガランとしたシャッター街だ。

二階の窓が開いて、揺れる白いカーテンに人影が見える。
入り口を開けると、ドタドタドタドタっと階段を下りてきて
「あぁ〜こんにちはぁ」
外身も中身もすっぴんな笑顔に、今日も会えた。

尚子さんに初めて会ったのは、丁度1年前くらい。
1度目は海花(はな)のオーナーさんに場所を教えてもらい目指したが、
感と運命を信じる、方向音痴のくせに適当なふたり。
チンプンカンプンな場所を歩き回ってヘトヘトになり、日が落ち、挫折。
2度目に「この前たどり着けなかったんです(泣笑)」と話し、
連絡までしてもらってテクテク歩いて行ったら、
なぜこんな所に!という静かな商店街の道で手を振ってくれていたのだ。
その姿に感激したのと、彼が飛び上がって手を振り返したのは同時だったか。
彼ともつきあって間もなかったため、そんなに彼の性格を把握していなかった私は
そんな彼にびっくりして、にんまりした。…のは、秘密。
それ以来、高知に来たらほぼ立ち寄って、お店の品々と尚子さんとのおしゃべりを
味わい尽くさないと帰れないのだった。
「ボンコアン」とはフランスの三角地帯・良い角地という意味。
三叉路の真ん中にほっそりと建っている。

BGMを付けると爆音で驚く。慌てて下げ、「掃除の時はいつもこうなんよ」と照れ笑い。
さっきやっとワルンに行ってきた事、アローに行った事、ハナレグミのライブでの事と、
話はたぁ〜んとある。
冷たいジャスミン茶を出してくれる。
しゃべりながらホッと椅子に座ったり、小物や布を見て手に取ったり、表へ出て空を眺めたり。
友達の家に遊びにきたような、やさしい時間。
新しいものがポツポツと、コンクリートの床や木の棚に整然と並べられ、
紙の切れ端に小さく説明と値段が書かれている。
私では普段の生活の中で絶対目に留められないような物ばかり。

それらを拵(こしら)えたは、目を細めて指を動かすヨーロッパの昔の職人さんか。
はたまたエプロンをした田舎のお母さんか。
そして何処かの誰かさんに大切に使い込まれていって人づてにまた誰かの手に渡り。
パリ在住のオーナーさんがパリの蚤の市で導かれるようにそれを手に取り、
丁寧に梱包され、ここに来た。そして、尚子さんの手で丁寧に並べられ…。
そんな時間が見えてくる。
偶然のような、奇跡のような、
でもそんな人たちによって、来るべきしてここに来た物達。
美術館のようで、しばらく眺めていたい気持ちになる。

置いたままの姿でじっと見て、次にそっと手に取って見つめ、裏返し、そっと元の位置に置く。
しかし、その品々の緊張感とはちがう、尚子さんのもつ空気にいつも和んでしまう。

そこに、先ほどワルンに来ていた、もの静かなご夫婦が。
その姿と空気で何となく解る、このルートを辿る暗黙の仲間のような。
「あぁ久しぶりです!髪切られてるからわからんかった!」と尚子さんと顔見知りのよう。
狭い店内、場所を譲りつつこの小さな空間にいる時間を、互いに大事に共有する。

070908_19020001_256 本日の収穫は、アンティークのビーズのピアス(透明のリング)と黒いバラみたいなビーズのネックレスとプラスチックだから500円、という軽いネックレス。水色のビーズのピアスは、前回買ったもの。
少しづつ尚子さんとお揃いが増えそう。。

じゃぁまたね。また来ます。

さて次はどこ行こう。

高知へ。

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瀬戸内海側から太平洋側へ。山の向こうは焼き付ける暑さだった。
これでもまだ過ごしやすくなった、と地元の人は言うだろうが、
いつもと勝手の違う照りつける太陽に、ふたりは電柱の影に一本に並ぶ。
高知城周域に流れる水路と、水路沿いに揺れる木陰の下にある家々、
花壇、放置自転車、近くに商店街。
高知の太陽の下、日常に馴染んだ異国っぽい看板があった。

「WELCOME TO LOVELOVE WARUNG CAFE KOCHI STYLE」

今日は平日水曜日のお昼。商店街は閉まっているところが多い。
近所の事務員ぽい制服のおばさんや、雰囲気のある静かなご夫婦。
小さい子供と散歩中のお母さん、自転車で乗り付ける知り合いや、海花のお姉さん。
今日は休みで、と話す。
ここは、特別な気持ちで来た私たちとは違うあたりまえの時間が流れている。
いつもどおりふらっと寄って「…しちゅうがよ」「…しよったが?」と声を掛け合い、開け放しの店先のいすに座り、花柄のお皿やお椀に盛り上げられたご飯をいつもどおり黙々食べる。
太陽とトムヤムスープに汗を流しながら、扇風機だけではたまらん!と、
ちょっとオマケのかき氷をひとくち入れてツメター・・・という顔をしている。
ふら〜と寄って来たパンチパーマのオバチャンは、何の店かわからんけど何やコレ?
と店先の机によけられたケーキをのぞき見て、去る。
享子さんとお手伝いの子がしゃべりながらお手拭やお水、料理を手際良くだしてくれる。
BGMはスカンク兄弟
バッチリだ。。
思わずこっちをじっと見ていた女の子に笑いかけてしまう。

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彼はランチメニュー「おかずのっけごはん」、私は「アドボ」。豚肉をトロトロに煮込んだもの。
ごはんは玄米を選び、他、セルフのトムヤムスープ(100円!)とチャイ、スモモのカキ氷をいただいた。
決して地元の味付けに流されていない、高知の享子さんが作るミラクルな味。おいしい。
燦々と照りつける高知の空の下で、人目構わず汗を流しながら食べるのがいい。
ナンプラーと唐辛子が利いたトムヤムスープに、
彼は見た事のない顔をして「目から花火が出た」とむせていた。

ごちそうさまの時に「丸亀のMIMOCAであったハナレグミライブの時に・・・」と明かしたら
「なんか見た事あるけど誰やろかぁ、知り合いの漁師さんかなぁて思ってたんよー!!!
気持ち悪いままやったから分かってよかったー!」と。
しかしうちら、知り合いに似とるって言われるの何人目だろう。。でも、馴染みの友達になれたようで嬉しかったりする。
Cimg1242_640_100( ←知り合いの漁師?香田晋?)
会えたことを大喜びしてケーキを持たせてくれた。
本当にやさしいくて明るい、コロコロ笑う顔が可愛い
高知のお母ちゃんなのだ。(いや、もっとお若いんだけど・・・)
また帰ってきたいなぁ。

2007-09-03

アムちゃんのプリン。

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期限付きだけど、とっておきの楽しみが出来た。

彼にもプレゼントした、アムプリン

「な?でっかくておいしいやろ?北海道のハチミツと卵と砂糖で作った手作りプリンだよ!しっかり焼いてるから日持ちして、しかも日に日にコクが増すんだって!」

・・・・・父母にあげたけど反応いまいち。甲斐がないのはいつものこと。。だけど!
本当に、作る人の真心とか期待を裏切る両親に育った私は、反面教師の両親のお陰でこんなふうになったのだ、と常々思う。
入院してるじいちゃんと、じいちゃんがいなくて寂しそうなばあちゃんにも持っていこう。
きっとふたりは喜んでくれるだろう。

二層になっているここ、ここがたまらない。(写真のとこ)
アムちゃんの注意書きどおりにスプーンですくって少しつづ食べる。
ひと口食べれば、もうここは北海道の大地☆(大げさか?)
アムちゃんの暮らすミノムシみたいな家や、
北海道のあの大地や、
チチを絞らせてくれた牛さんとか、
卵を産んでくれたにわとりさんとか、
ビートとか、蜂さんとか、
飼育・栽培してくれている人たちが目に浮かぶ。
アムちゃんと旦那さんふたりが、
ペコリと頭を下げてありがとうって言いながら材料をもらってきて、
計って、混ぜて、丁寧に焼いて、心配そうに釜の中を見ている様子や、
丁寧に箱に詰めている様子が思い浮かぶ。
プリンの入れ物は陶芸家の方が丁寧にアムちゃんにアドバイスしてくれた、
とっても頑丈な焼き物だそうだ。
これで今度は私が、何を作ろうかな。
注文の電話口で対応してくれたアムちゃんは、とっても自然に丁寧に、
ひとつひとつ確認しながら聞いてくれた。
彼の分、誕生日のプレゼントと言うと、ちゃんと箱の中にカードを入れてくれた。
箱には松ぼっくりの印。
アムちゃんと、手伝ってくれたり応援してくれたりしている人たちが、この器の中で、
まぁるく。ふかぁく。
プリンになって収まっている。
これを食べるすべての人に、アムちゃんの心が届きますように。

ありがとう。いただきます。

2007-09-02

ばっちぐぅ~!しゃらっぷ!

午前中は久しぶりにダラダラ9時まで寝たけれど、寝たら寝たで身体が起きなくてつらい。
今日は冬椿に原田夫婦の友達、篠さんが奥さんと東京からやって来た。
奥さんとは初めて。明るくよくしゃべる、小柄で元気な人。
あの篠さんの奥さんだ、只者ではないはず。
なりそめを勝手に想像しようとするが、想像もつかない。
剛毛なところが私と似てる、と原ちゃんから言われていたが本当だった。
篠さんは西荻の主のような人。道を歩けばみんなが声をかけてくるらしい。
有名人のあんな人こんな人と友達だったりして驚かせる。
だけど驕(おご)ることもなく、私なんかにもチャン付けで呼んで、
「東京に来るならゆってよ~案内するから~」と気にしてくれる。
(でも言ったらどんだけ飲み屋をハシゴされるか分からない、恐怖である。)
朝まで飲んで仕事に行って、休日は草野球に打ち込む、酒と野球と友達を愛するおじさん。
この日も彼に、「誕生日だったの~!言ってよ~!(なんか持ってきたらよかった)」と。去年もこの時期偶然来ていてRed SoxのTシャツをくれていた。
口癖は「まいったよ~。」沈事件の話はつきない。。また別の機会に話すとしよう。

篠さん夫婦、原田夫婦、驢馬とレッドフォード、鳥博士、nishi、矢野さん、うどん屋さんも来て酒も入り大盛り上がり。トークバトルの開始である。。
うどん屋さんがメガネをかけると、なぎら健壱に似てるとみんなでギターを持たせて撮影大会。。
ばっちぐぅ~!しゃらっぷ!なんて死語も連発、爆笑必至。
もうこうなったらシラフの2人はついて行けない。彼と退散!

行く当てもなくぶ~らぶら。

行くとこもなくぶ~らぶら。

多度津の怪しげな建物の占い道場を見て、
いい雰囲気をかもし出しているという「小皿」という店を横目に通り過ぎ、
ゴールドタワーの展望台に産まれて初めて行って、
金のトイレ見て、金のスリッパ触って、

ぶ~らぶら。ぶ~らぶら。

アルペン行って、ザグザグ行って、
「恋人たちはどこで何をしてるんだろうね~」ってぼやいて、
おなかが空くのを待つ。

琴平に行って、「紅鶴」ではなくて「紅龍」は閉まっていて、
善通寺のインドカレー屋さんでおなかいっぱいになって、帰る。。
彼はとても疲れていた。私もいっぱい考えたからか疲れた。
そんな日もあるよね。そんな日でも楽しめる知恵が必要だな。

2007-09-01

はっぴばーすでー

Happy birthday dear N-Yan


Happy birthday to you〜
Happy birthday to you〜
Happy birthday dear N-Yan〜
Happy birthday to you〜

パチ
パチ
パチ
パチ
パチ
パチ
パチ
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