2007-09-09

イッセー尾形のとまらない生活 2007 in香川

人間万歳。人生万歳。
人とはこんなに愛くるしいものか。

会場はサンポートの小ホール。看板少な!謙虚だなぁ。
会場時間を過ぎて14時半になってもお客さんはポチポチ。
と思っていたらあっという間に満席。
みなさんオトナなお客様。

イッセー尾形さんの事は、好き好きと言っても詳しくはない。
学生時代に、4畳半の友人宅にみんなで集まっていた時、
イッセーさんの一人芝居のビデオを始めて見た。
それからは自分で借りて見た。

2年前には高松で「トニー滝谷」を見た。
とてもきれいで水のような映画だった。

それ以来のイッセーさんの演技。しかも生。
何人の人の生活を垣間見たか。あっという間、だった。
約2時間、休憩もせずにずっと300人の視線を放さない。
最後まで釘付けだった。

いっぱい笑った。身体で笑った。
目があった(と思って)うんうん、うなずいた。
しんみりした。

しわの先までコントロールしているような演技。
着替えタイムの素になったイッセーさんの目に、心臓がギュッとなった。
服を脱いだ時の若々しい背中におどろいた。
カツラに下敷きになった髪もツンツンだ。

自分の演技を、尋常じゃなくストイックに、何度となく、練習しているんだろうな。

イッセーさんが最後に面白いことを言った。
「高松は、最初に舞台に上がって見た時のお客さんの印象と
最後の印象の差が、全国一です。」
会場大爆笑。
「褒めてるんですよ!(笑)」

心から拍手を贈った。
イッセーさんが去った後の会場には、満足感と幸せそうな空気が満ちていた。
あ~楽しかった!あ~おもしろかった!
来年も来るそうな。万歳!

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