人間万歳。人生万歳。
人とはこんなに愛くるしいものか。
会場はサンポートの小ホール。看板少な!謙虚だなぁ。
会場時間を過ぎて14時半になってもお客さんはポチポチ。
と思っていたらあっという間に満席。
みなさんオトナなお客様。
イッセー尾形さんの事は、好き好きと言っても詳しくはない。
学生時代に、4畳半の友人宅にみんなで集まっていた時、
イッセーさんの一人芝居のビデオを始めて見た。
それからは自分で借りて見た。
2年前には高松で「トニー滝谷」を見た。
とてもきれいで水のような映画だった。
それ以来のイッセーさんの演技。しかも生。
何人の人の生活を垣間見たか。あっという間、だった。
約2時間、休憩もせずにずっと300人の視線を放さない。
最後まで釘付けだった。
いっぱい笑った。身体で笑った。
目があった(と思って)うんうん、うなずいた。
しんみりした。
しわの先までコントロールしているような演技。
着替えタイムの素になったイッセーさんの目に、心臓がギュッとなった。
服を脱いだ時の若々しい背中におどろいた。
カツラに下敷きになった髪もツンツンだ。
自分の演技を、尋常じゃなくストイックに、何度となく、練習しているんだろうな。
イッセーさんが最後に面白いことを言った。
「高松は、最初に舞台に上がって見た時のお客さんの印象と
最後の印象の差が、全国一です。」
会場大爆笑。
「褒めてるんですよ!(笑)」
心から拍手を贈った。
イッセーさんが去った後の会場には、満足感と幸せそうな空気が満ちていた。
あ~楽しかった!あ~おもしろかった!
来年も来るそうな。万歳!
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