2007-09-05

高知へ。

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瀬戸内海側から太平洋側へ。山の向こうは焼き付ける暑さだった。
これでもまだ過ごしやすくなった、と地元の人は言うだろうが、
いつもと勝手の違う照りつける太陽に、ふたりは電柱の影に一本に並ぶ。
高知城周域に流れる水路と、水路沿いに揺れる木陰の下にある家々、
花壇、放置自転車、近くに商店街。
高知の太陽の下、日常に馴染んだ異国っぽい看板があった。

「WELCOME TO LOVELOVE WARUNG CAFE KOCHI STYLE」

今日は平日水曜日のお昼。商店街は閉まっているところが多い。
近所の事務員ぽい制服のおばさんや、雰囲気のある静かなご夫婦。
小さい子供と散歩中のお母さん、自転車で乗り付ける知り合いや、海花のお姉さん。
今日は休みで、と話す。
ここは、特別な気持ちで来た私たちとは違うあたりまえの時間が流れている。
いつもどおりふらっと寄って「…しちゅうがよ」「…しよったが?」と声を掛け合い、開け放しの店先のいすに座り、花柄のお皿やお椀に盛り上げられたご飯をいつもどおり黙々食べる。
太陽とトムヤムスープに汗を流しながら、扇風機だけではたまらん!と、
ちょっとオマケのかき氷をひとくち入れてツメター・・・という顔をしている。
ふら〜と寄って来たパンチパーマのオバチャンは、何の店かわからんけど何やコレ?
と店先の机によけられたケーキをのぞき見て、去る。
享子さんとお手伝いの子がしゃべりながらお手拭やお水、料理を手際良くだしてくれる。
BGMはスカンク兄弟
バッチリだ。。
思わずこっちをじっと見ていた女の子に笑いかけてしまう。

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彼はランチメニュー「おかずのっけごはん」、私は「アドボ」。豚肉をトロトロに煮込んだもの。
ごはんは玄米を選び、他、セルフのトムヤムスープ(100円!)とチャイ、スモモのカキ氷をいただいた。
決して地元の味付けに流されていない、高知の享子さんが作るミラクルな味。おいしい。
燦々と照りつける高知の空の下で、人目構わず汗を流しながら食べるのがいい。
ナンプラーと唐辛子が利いたトムヤムスープに、
彼は見た事のない顔をして「目から花火が出た」とむせていた。

ごちそうさまの時に「丸亀のMIMOCAであったハナレグミライブの時に・・・」と明かしたら
「なんか見た事あるけど誰やろかぁ、知り合いの漁師さんかなぁて思ってたんよー!!!
気持ち悪いままやったから分かってよかったー!」と。
しかしうちら、知り合いに似とるって言われるの何人目だろう。。でも、馴染みの友達になれたようで嬉しかったりする。
Cimg1242_640_100( ←知り合いの漁師?香田晋?)
会えたことを大喜びしてケーキを持たせてくれた。
本当にやさしいくて明るい、コロコロ笑う顔が可愛い
高知のお母ちゃんなのだ。(いや、もっとお若いんだけど・・・)
また帰ってきたいなぁ。

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