2010-12-26

想像をこえる日 そして なつかしい声

12月11日土曜日
WATER WATER CAMEL Live @Lamp(川之江)
演奏旅行二〇一〇・冬[分室]

地元から、遠くから、更にはるばる橋を渡って
お越し下さいましたみなさん
本当にありがとうございました。感激。

この日も風が強く 冬らしい空模様。
キャメルの到着と同じ頃合いに 低気圧前線はすぐそこに迫っていました。
キャメル御一行はそれぞれに そんな風景を
強風に吹かれながら 見入っている様子でした。
きれいな夕日と静かな瀬戸内海は見れなかったけど これもまた。。

そんな低気圧前線も 強力な晴女の勢力が勝ったか
いつの間にか夜は静かに訪れていました。

この夜のことを 写真のように思い出せます。
真っ正面で笑顔で口ずさんで聞いている人、
微動だにせず まっすぐ聞いている人、
ゆらゆら揺れながら 笑いながらお酒片手に泣いていた人、
キラッキラの笑顔でリズミカルにスプーンで♪カチカチしてくれたあの子。

美味しくておシャンティーな料理でほっこりさせてくれたLampの高橋夫妻、
すばらしい演奏とすばらしい歌を届けてくれた キャメルのみんな、
そして 私たちの想い全てを チラシや会場の設営から演出すべてを
誠心誠意 形にしてくれた夫さん、
あそこにいた人たちみんなに 感謝します。



.......
翌日 高知の蛸蔵でツアー最終日。
彼らを囲む人たちの空気、ライブの様子はこちら
http://fotologue.jp/rockingboat/
キャメルがいるところには、写真家 栗原葉子さんがいる。
そんな栗原さんの愛に溢れたこの日の写真を是非見てください。
最後の集合写真は、ほんとうに宝物です。ありがとう。

.......
来年、その栗原葉子さんとキャメルのギター、田辺玄君で
音とスライドショーのライブを香川で出来ることになりました。
なんとなんと。


—そこに あるのはひとつのイメージ ある日の音 あの日の風景—
12の言葉からうまれた、音と風景。

写真と音の展示「なつかしい声」

【音とスライドショーのライブ】
写真:栗原葉子 音:田辺玄(WATER WATER CAMEL)

2011年1月22日(土)
カフェ食堂ランプ 山地ファーム(善通寺市与北町字3484-4)
18:30 open/19:30 start 2000yen (1drink付)

同時開催:
【栗原葉子写真展「ゆうつも」】

2011年1月13日(木)〜1月22日(土)
11:00〜22:00 @カフェ食堂ランプ 山地ファーム

*観覧は無料です。
*カフェの営業は通常通りしています。
観覧される方は、他のお客様のご迷惑にならないようお願いしますね。
*会期中、18,19日は定休日のためお休みです。

予約、問い合わせ先:
0877-63-0802(ランプ)
sumico.kgw@gmail.com(ニシハラ)


展示の仕方とか、音楽とか、お料理とか、
ランプだからできる空間ってどんなかな、と今考えています。
また年明けに少しずつお話ししますね。
駆け足でごめんなさい。


いつのまにか、夢のような想像をこえることが私たちに起きていて
少しとまどってしまいますが
いつも誠実に正直に。

来年もまた、いい出会いがありますように。

みなさんも、良いお年をお迎えください。

2010-12-21

ニュートラルな休日。

先週のライブのことを残す前に 今日の事を書いておきます。
あの日の延長線上にある ただの 私の 一日なのですが。


ニュートラルな 休日が やってきたのです
届いたばかりの 「分室」 を BGMに

今日は 朝から いろんな夢を見て
洗濯物の山を 放っておいて 傘を持って 散歩にでかける

朝食を ゆっくり済ませ 机に向かい
今週中に しなきゃいけないことに 手をつける

4日目のカレーで カレーうどん の 昼ごはん
顔を洗い 新しいジャケットに 腕を通し 磨いた靴をはいて 玄関を出たら
青空が見え出して 思ったより 温かい

エンジン音が怪しいパオを 強引に走らせ 実家に向かう
耳の遠いじいちゃんと ベットの上のばあちゃんに 声をかけ
ふかふかに太った猫に ぎゅーっと抱きしめ 鼻をすりつける
両親を 車に乗せて 出かける

5本指ソックスにツッカケ の 腹の出た父と
老けパーマの 童顔の 母
3人3つの 珈琲とケーキが 並ぶ
父もとはめずらしい 少し はしゃいでいる
あれやこれやと 積もる話しも 尽きる
と 席を立ち ちょっと遠回りして 車を走らせ
夕日を背に 実家に 両親を送り
沈みかけた 夕日に向かって 急いで帰る 

夫さんと 義母さんと3人 夕飯の 鍋の支度をする
月曜日恒例の 慌ただしく 賑やかな 台所
レンも 仲間に入れろと バタバタガリガリ
3人と犬一匹が笑う
今日は 甘いほうれん草と カキの 濃い海の味が格別で
のけぞるまで 夢中で鍋をつつく

友人を迎え お茶を出す
仕事の手を休めない 夫さんにも お茶を出す

家族や友人と 美味しいものを囲み お茶をだし 中身の無い話しをする
お湯を湧かしている時に これかぁ と思った
今日みたいなことをして 過ごす 自分の気持ちを
ニュートラルとしよう と

さあ また 昨日と同じような
奇跡のような一日が 始まっている


12/17 16:46


12/08 08:07

2010-12-02

水平線の見える丘で


photo by Lamp

♪水平線の見える丘でお祝いしよう
またこんなふうに会う日まで笑顔忘れずに

あのとき私が想像したのは、まさしく、そんな風景でした。
実際、水平線の見える丘はあるけれど、人が集えるいい場所がなく。
その通りとはいかなかったけれど、
海の近くで懐かしい友人達や家族に囲まれて私たち2人は祝福され、
行き交う船の汽笛や波音を聞きながら、今こうしてこの町で日々を送っています。
そう、ちょうど一年前でした。
リンギンのみんなが、Lampでのライブの後、突然、結婚行進曲を演奏してくれて。
完全に舞い上がりのさいあがり状態。感動の思い出。

去年、風博士のツアーで一緒に来てくれたキャメルの玄君。
ライブ翌日、Lampに立寄った2人は、高橋さん達が気持ちを込めて丁寧に作り上げたお店の空間と、海を望むカウンターの景色にとても感激していたようで。

人の気持ちがちゃんとそこに在る場所。
音楽が物語とともに在る風景。
人は音楽に救われる。
そんな風に、人と音楽とを繋げたいと思っています。

そんな私たちを応援し、いつも快く協力してくれる
Lampの高橋ご夫妻にはいつも感謝です。ありがとう。

きっとライブの時間は真っ暗だから水平線は見えないけれど
Lampでこの曲が聴けたなら。




WATER WATER CAMEL Live @Lamp(川之江)
演奏旅行二〇一〇・冬 [分室]

どうしてこんなに楽しいのに泣けてくるんだろう。

彼らは私たちにとって、懐かしくもまっすぐに楽園を照らす「光のようなもの」。
その光が一人でも多くの人に届くことを心から願って—。


12月11日(土) Lamp(愛媛県四国中央市川之江町長須26)
open 18:00 / start 19:00
charge 2,500 yen (+1drink)
*当日チケットは立ち見になる可能性があります。予めご了承下さい。
ご予約の際は、お名前・ご住所・お電話番号・チケットの枚数をお伝え下さい。

チケット予約:
tel. 0896-58-3938/ lamp4sn@yahoo.co.jp(Lamp)
090-3503-7709/sumico.kgw@gmail.com(ニシハラ)

*温かくてほっとするお食事とお飲物など、ライブ限定メニューをご用意して、
みなさまのお越しをお待ちしています。
*アルコールもご用意させて頂きますが、飲酒運転は固くお断り致します。
*駐車台数に限りがございますので、お車はできるだけ乗り合わせてご来店下さいますようお願い致します。

★翌日の12日(日)は高知の蛸蔵であります。お近くの方はこちらも是非!
→terzo tempo


WATER WATER CAMEL
齋 藤キャメル、田辺玄、須藤ヒサシの幼なじみである3人で、1995年地元山梨の中学校にて結成。植物園からお寺、小学校から洋裁学校まで、ディープで人間 と密接なライブ活動によって独自のネットワークを持つ。2007年2月、1stアルバム「AIRSHIP」でささやかにデビューを果たし、同年11月には 2ndアルバム「花がよくにあう」を発売。2008年には大貫妙子初のトリビュートアルバムとなる「音のブーケ」で名曲「横顔」をカヴァー。スマッシュ萌 えなアレンジで話題を呼んだ。今回のツアーは手売り限定のミニアルバム『分室』をひっさげて愛媛初上陸。

"音楽に救われる"WATER WATER CAMELの小さな世界には、
そんなばからしくて美しい光が宿っている。


これを書いている今、外は雨。気持ちのいい雨音です。
当日、キャメルの皆には、Lampのカウンターから望む、水平線に沈む
夕日を見てもらいたいので、キャメルの雨振らしを封じて
断じて晴れて貰いたいものです。
テルテル坊主も吊っておきますが、強力な晴れ人 求む。