2007-09-05

高知へ。つづき(2)

ボンコアンからすぐ近く、若いアーティストの拠点にもなっているギャラリー、graffitiへ。
川沿いに立ち並ぶ「藁工倉庫」という古い倉庫をリノベーションしている、重厚な建物。
活躍しているアーティストから若いアーティストまで、様々なジャンルの作品や本、CDや商品が並んでいて刺激的だ。

この日は、大西弘美さんの写真展「プルニキエ現象」が行われていた。
「プルキニエ現象」とは、夏の夕方などにおこる、青いろが鮮やかに、赤いろがくすんで見える現象のこと。
それをテーマに撮った風景やスナップ写真があった。
女の子の視点を思わせる、淡い世界だった。
いつだったか、東京のフリーペーパーでその現象を特集していて、
街全体が青くみえる現象をいつか見たいと思っていた。
実際に1回だけ、日が落ちた直後数分の「プルニキエ現象」に遭遇できたことがあった。

コンクリートも、街頭も、山々も、すべてが真っ青に塗られてその濃淡だけで描かれた世界みたいだった。青い世界がいつまでも続けばいいのにと思った。

ギャラリー内のcafeにはこっそり「はなればなれ珈琲」が販売されていた。
今年、牧野植物園で行われたアースディイベントにいて、彼がとても気に入ったお兄さんの珈琲だ。ちょっと、似ているのだった。
そんなに遠くない、そのうち。あの珈琲に会えるかな。

それから、高知城ちかくの「かぜり」という和風のcafeへ。お堀のさくら並木が青々と見えて、ゆったり広い店内。と、彼がウトウト。。

復活したところで次回高知訪問のターゲットをチェックして回り、セブンデイズホテル周辺を探索、 ギャラリー M2へ。移転してはりまや橋町に来たばかり。見慣れた前川秀樹さん作の看板が目に入る。
残念、今日はお休み。
外から「オサレだねー・・・」とふたり並んでガラスに張り付きアングリ眺め見る。明らかに怪しい。
でも、同じような格好をしている子がガラス張りの向こうにもう一人。仲間は居るものだ。
前のM2は、雑居ビルにほっそりはまった店内。周りの飲み屋街の喧騒とは別世界。
優しい白で無造作に塗られ、手の温度があるようで好きだった。
新しいM2は2面ガラス張りで広々。商品もゆったり並べられている。
次回の高知訪問の楽しみだ。

続いてgiggy2へ。
ここは、以前尚子さんが出してくれたお茶がすごく香ばしくておいしい蕎麦茶で、
「どこで買ったの!?」と教えてもらったのがきっかけだった。
蕎麦茶もあるけれど、行ってみたら作家さんの器や布、ガラス、木の道具など置いている、とてもこだわりのあるハイセンスなお店だった。
さわって眺めて、ため息をつく怪しい2人。
こういうものを日常的に使える生活は出来ていないので断念。
いつも見るだけでごめんなさい。。

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