2007-11-20

ここに暮らす理由。

高松の、好きな雑貨屋さんの日記にあった文。

ちょっとだけ架空の都市生活を夢見たり、
真似たりする中途半端さがちょうどいいと考えている。
実生活には受け入れなくてはならないリアリティがある。

東京で居る時は、憧れの世界に近づきたくて、生活とかどうでも良くて、
夢見たいな毎日を日暮流れるままに流れていたように思う。
ドラマみたいな世界がそのまま目の前にあったし、文化もあった。
情報の速さなんて実感がないくらい通り過ぎていくし、人も風景も同じ。
出会う人はみんな目を輝かせて自分の事を語り、これからのことを語りあう。
私も次々靴を履き替える。
ずっと理想を追いかけて仕事や恋愛やに明け暮れた。

香川に暮らし始めて、生活と仕事を思い直すようになった。
本当は、仕事に明け暮れていた東京時代から考えていた。
これでいいのか、私は、と。

「実生活には受け入れなくてはならないリアリティがある。」

逃れられない生活や環境がここにある。
でもそれが自分と紐着いていることは紛れもない事実。
そこで暮らすことの豊かさとか、鮮やかさとかは自分自身の在り方の問題。

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